黒汚れの原因を徹底解明! 調査と分析結果

案件概要

施設内の壁や天井に付着した黒汚れについて、成分や発生原因を解明し、施設内の環境改善に繋げたい。

調査概要
  1.  スモークテストによる施設内気流の可視化
  2.  拭き取り採取による真菌(カビ)計数分析
  3.  マイクロスコープおよび電子顕微鏡による成分解析   
調査結果

■ 黒い汚れの正体は「煤(すす)」                                                                                                                                              解析の結果、黒い汚れの主な成分は炭素(C)と酸素(O)で構成される「煤(すす)」であること、さらに一部の箇所ではカビが混在していることが確認されました。

  

■空調周辺の汚れの原因は「スマッジング」(注1)                                                                                                                                                     空調設備周辺では、湿った空気が天井や壁に触れる際に結露が生じ、これが煤やカビ・埃を引き寄せ、汚れとして蓄積する「スマッジング」が確認されました。                                                                                                          注1:湿気を含む空気が表面に触れることで汚れが付着・蓄積する現象  

       

 天井汚れの原因は「コアンダ効果」(注2)                                                                                                                                          天井のダウンライト周辺では、空気が曲面に沿って流れる際に特定の箇所で気流が弱まる「コアンダ効果」 により、汚れが蓄積したことが確認されました。                                                                                             注2:流体が曲面に引き寄せられ、張り付くように流れる現象                

                      

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